「冷蔵庫からカサカサ音がするけど、これって大丈夫?」そんな不安を感じていませんか?
この記事では、冷蔵庫から聞こえるカサカサ音の原因やチェック方法、自分でできる対処法から修理・買い替えの判断ポイントまで徹底解説します。
「壊れてるのかな?」「修理って高いのかな?」と悩んでいるあなたに、実践しやすい情報をわかりやすくお届け。
この記事を読めば、音の正体がはっきりして、あなたのモヤモヤもスッキリしますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね。
冷蔵庫からカサカサ音がする原因6つ
冷蔵庫からカサカサ音がする原因6つについて解説していきます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
①冷却ファンに霜が当たっている
冷蔵庫の「カサカサ音」で最も多い原因のひとつが、冷却ファンに霜が当たっていることなんです。
冷却ファンは庫内の冷たい空気を循環させるために回っているのですが、庫内に霜ができてしまうと、その霜がファンの羽根に当たって「カサカサ」「カラカラ」といった音を出すことがあります。
とくに、ドアの開け閉めが多かったり、庫内に食材を詰め込みすぎていたりすると、湿気がこもって霜ができやすくなります。
音の正体がこれであれば、霜を取り除くことで解決できますよ。
「最近ドアの開閉多かったかも…」と思い当たる人は、霜チェックしてみてくださいね。
②ファンの部品が緩んでいる
ファンそのものや、その周辺のパーツが緩んでいる場合も、カサカサ音の原因になります。
冷蔵庫の中で長期間動き続けているファンのパーツは、どうしても少しずつズレたり、劣化したりしてくるものなんです。
その結果、羽根がどこかに接触したり、ブレが出てカサついた音を出すようになります。
この場合、部品交換が必要になることもありますが、まずはメーカーや修理業者に相談するのが安心ですね。
自分でいじると逆に壊してしまうこともあるので、無理は禁物です!
③異物が当たっている
実はけっこう多いのが、冷蔵庫の下や裏に入り込んだ「異物」が原因で音が出ているケースです。
たとえば、ホコリのかたまりや、小さなおもちゃ、ペットの毛などがファンに触れて音を出していることもあります。
このタイプの音も、「カサカサ」や「カラカラ」といった軽めの音が特徴です。
掃除機や細い棒などを使って、冷蔵庫の下や背面をキレイにすると音がピタッと止まることがありますよ。
普段掃除できていない場所なら、ついでに徹底的に掃除しておくとスッキリしますね。
④コンプレッサーの振動が伝わっている
コンプレッサーというのは、冷蔵庫の“心臓部”とも言える冷却装置のこと。
このコンプレッサーが動くときに出る振動が、床や壁、周囲の物に伝わって「カサカサ音」に聞こえることがあります。
とくに設置状態が不安定だったり、壁にピッタリくっつけていると音が響きやすくなっちゃうんですよね。
ちょっと冷蔵庫を動かして、壁との間に5cmくらいの隙間をあけるだけで、音が減ることもあるので試してみてください。
床がガタついている場合は、下にマットを敷いてみるのも効果的ですよ。
⑤制振材が劣化している
制振材というのは、コンプレッサーの振動を抑えるゴムのようなパーツのことです。
この制振材が経年劣化すると、コンプレッサーの振動がうまく吸収できなくなり、カサカサ音やゴトゴト音がするようになります。
10年以上使っている冷蔵庫では、この劣化が原因になっていることも少なくありません。
この場合は、修理や買い替えを視野に入れて検討する必要が出てきます。
もし最近になって急に音が大きくなったと感じたら、これが原因かもしれませんね。
⑥冷蔵庫の設置場所に問題がある
意外な盲点が「冷蔵庫の置き方」なんですよ。
床と設置面が斜めになっていたり、冷蔵庫がわずかに傾いていたりすると、パーツが本来当たらない場所にぶつかってカサカサ音が出ることがあります。
また、冷蔵庫の横や上に物を置きすぎていると、それらが振動で揺れて音が鳴ることも。
水平器などを使って、ちゃんと真っ直ぐ設置できているか確認してみるのもおすすめですよ。
このチェックだけで音が消えた、という話も結構多いです。
カサカサ音の簡単な確認方法5ステップ
カサカサ音の簡単な確認方法5ステップをご紹介します。
では、順番に見ていきましょう。
①音が出るタイミングをチェックする
まずやるべきことは、「音がいつ鳴っているか」をしっかり観察することです。
冷蔵庫は常に稼働しているわけではなく、冷却のタイミングでコンプレッサーやファンが作動したときに音が出ます。
たとえば「夜中だけカサカサ鳴る」「食材をたくさん入れた直後に音がする」など、条件があることが多いんです。
音が出るタイミングが分かると、どの部品が原因かが絞り込みやすくなりますよ。
面倒くさがらず、まずはメモ帳などに「時間帯」「状況」「音の種類」を記録しておくのがコツです!
②冷蔵庫のドアを開けて音が消えるか確認
カサカサ音がしているときに、冷蔵庫のドアを開けてみてください。
ファンは冷蔵庫のドアが開くと自動で止まるようになっているので、ドアを開けた瞬間に音が消えるなら、冷却ファン周辺のトラブルが原因の可能性が高いです。
霜や異物がファンに当たって音が出ているパターンが多いですね。
逆に、ドアを開けても音が消えない場合は、コンプレッサーや設置場所が原因かもしれません。
この方法は超カンタンで、しかも判断の精度が高いので、ぜひ試してみてください。
③背面や下部の異物確認
冷蔵庫の裏側や下の隙間に、思わぬ異物が入り込んでいることがあります。
ホコリ、紙、ビニール、さらにはペットのおもちゃまで…、いろんなものが風や振動で動いて音を出すんです。
特に背面の通気口やコンプレッサー付近に異物があると、ファンの風で動いてカサカサ音がします。
懐中電灯を使って奥までしっかり確認して、掃除機で吸い取るか、細い棒などで取り除きましょう。
「ただのゴミだった!」ってオチも意外と多いので、確認は必須です。
④冷蔵庫の水平・設置状態を見る
冷蔵庫が微妙に傾いていると、振動や部品の当たり方に変化が出て、音の原因になります。
とくに古い床やマンションのフローリングなど、見た目では分かりにくくても傾いていることがあります。
水平器があればベストですが、スマホアプリでも代用できますよ。
前後左右の水平をチェックして、ガタつきがあるようなら足の高さを調整しましょう。
設置マットを敷くだけでも振動が吸収されて、音がピタッと止まることもあります!
⑤スマホで録音・録画して記録する
原因がはっきりしないまま修理を依頼すると、音が出ていないタイミングだったりして「異常なし」とされてしまうこともあるんです。
そんなときに便利なのが、スマホでの録音・録画です。
音が気になったらすぐに録音ボタンを押して、どんな音がどれくらい続いているのかを記録しておきましょう。
動画なら「音+状況」も伝わるので、サポートセンターに見せたときの説得力が違いますよ。
プロに見せる前の“証拠集め”としてもおすすめです!
自分でできるカサカサ音の対処法5選
自分でできるカサカサ音の対処法5選をご紹介します。
お金をかけずに試せる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
①冷蔵庫周辺を掃除する
冷蔵庫の周りをキレイにするだけで、カサカサ音が消えるケースは意外と多いんです。
たとえば、冷蔵庫の後ろや下にたまったホコリや紙くずが風で揺れて音を出していたり、配線が本体に触れて振動していたりすることもあります。
掃除機を使って背面や床のホコリを吸い取り、電源コードが壁や冷蔵庫本体に触れないように配置を見直してみましょう。
コード類が本体に押し付けられているだけで振動が伝わり、音を増幅させることもあるんですよ。
「掃除したら音が止まった」って話、ほんとによくあります!
②冷却ファン付近の霜を取る
ファンに霜が当たって音が出ている場合は、その霜を取り除くことが効果的です。
まずは冷蔵庫の電源を切って、中の食材を取り出しましょう。
霜が目に見える場所にあるなら、タオルを敷いてドアを開けっぱなしにして自然解凍していきます。
ヘアドライヤーなどを使う方法もありますが、熱風を当てすぎるとプラスチックが変形する可能性があるので注意が必要です。
霜が解けたら水分を拭き取って、再度電源を入れればOK。これだけでスッと静かになりますよ。
③冷蔵庫の水平を調整する
冷蔵庫がわずかにでも傾いていると、パーツ同士が擦れたり、振動が偏って異音につながることがあります。
スマホの水平器アプリや、ホームセンターで売っているレベラーを使って、左右・前後の傾きをチェックしてみてください。
足元のアジャスターを回すことで、ある程度高さを調整できます。
また、設置している床の素材(フローリング、コンクリート、カーペット)によっても微妙に振動の伝わり方が違うんです。
「真っ直ぐ置くだけ」で異音がなくなることもあるので、ぜひトライしてみてくださいね!
④防振マットやシートを敷く
防振マットや吸音シートを使うのも、かなり効果的な方法のひとつです。
ホームセンターやネット通販で手に入るもので十分ですし、価格も1,000円〜2,000円程度と手頃です。
ゴム製やゲルタイプなど種類はありますが、どれも振動を吸収してくれるので設置音が軽減されます。
「冷蔵庫の下に敷くだけ」で済むので、道具いらずで簡単ですよ。
床への傷防止にもなるので、一石二鳥です!
⑤上に物を置かないようにする
冷蔵庫の上に電子レンジやトースター、重い調理器具などを置いていませんか?
それらが振動でわずかに動くことで、カサカサ音の原因になることがあるんです。
特に不安定な配置や、滑りやすい素材のものだと、冷蔵庫の動きと連動して音を出すことがあります。
可能であれば、冷蔵庫の上にはなるべく何も置かないようにするのがおすすめです。
どうしても置く場合は、滑り止めシートや防振パッドを敷いて、安定させましょう。
それでも直らない時の対処法3つ
それでも直らない時の対処法3つを紹介していきます。
ここまで試しても音が消えない場合は、いよいよプロの出番かもしれません。
①メーカーに問い合わせる
まずは、冷蔵庫の製造元に連絡して相談してみましょう。
保証期間内であれば無償対応してもらえる可能性がありますし、そうでなくても見積もりだけなら無料というメーカーも多いです。
あらかじめ「型番」「購入時期」「音が出る状況」をまとめておくと、問い合わせがスムーズですよ。
公式サイトには「よくある故障と対処法」も掲載されていることがあるので、そこも要チェックです。
「こんなこと聞いていいのかな…」と思わずに、まずは気軽に連絡してみましょう!
②修理業者に見てもらう
メーカー対応が難しい、もしくはすぐに直してほしい場合は、家電修理業者に依頼するのも一つの手です。
最近ではLINEやWEBで簡単に申し込める修理業者も増えていて、訪問対応してくれるところもあります。
料金相場は出張費込みで5,000〜15,000円くらいが目安ですが、部品交換が必要な場合は別途費用がかかることもあります。
信頼できる業者を選ぶためにも、口コミや実績のあるところを選ぶようにしましょう。
「見てもらうだけ」でも原因が明確になることが多いので、思い切ってプロにお願いするのもアリですよ。
③買い替えを検討する
冷蔵庫の使用年数が10年以上で、異音以外にも不具合が出ているなら、思い切って買い替えを考えるタイミングかもしれません。
というのも、古い冷蔵庫は修理しても別のパーツがすぐ故障したり、電気代が高くついたりすることがあるんです。
最新の冷蔵庫は省エネ性能も格段にアップしているので、年間数千円〜数万円の節電にもなります。
また、自治体の「家電リサイクル」制度や、家電量販店の下取りサービスを活用すれば処分もラクになります。
長く付き合う家電だからこそ、「静かで快適」なものにアップグレードしてしまうのも前向きな選択ですよ!
冷蔵庫の寿命や買い替え判断ポイント5つ
冷蔵庫の寿命や買い替え判断ポイント5つについて解説していきます。
それでは、冷蔵庫の“寿命サイン”をチェックしていきましょう。
①使用年数が10年を超えている
一般的に、冷蔵庫の寿命は「約10年」と言われています。
もちろん、使い方や設置環境によってはもっと長く使える場合もありますが、10年を過ぎると内部部品の劣化が一気に進みます。
冷却機能に関わるコンプレッサーやファンが寿命を迎えると、冷えが悪くなったり、カサカサ音・ブーン音などの異音が発生しやすくなるんです。
買ってから10年以上経っていて、ちょっとでも不調を感じるなら、買い替えを意識する時期ですよ。
「まだ動くから大丈夫」は要注意。冷蔵庫は突然壊れますからね…!
②異音以外にも不具合がある
カサカサ音に加えて「冷えが弱い」「ドアの閉まりが悪い」「ランプがつかない」など、他の症状がある場合は注意が必要です。
こうした“複合的な不調”は、冷蔵庫全体が弱ってきているサインかもしれません。
特に、温度調整の効きが悪くなったり、ドアパッキンが緩んでいたりする場合は、買い替えの時期を考えたほうがいいですね。
ちょこちょこ修理するより、新品を導入したほうが結果的にコスパ良くなることも多いです。
不具合が重なるようになったら、それは寿命が近いサインですよ。
③電気代が高くなってきた
「最近、電気代が高い気がするな…」と感じているなら、冷蔵庫が影響している可能性もあります。
古い冷蔵庫はエネルギー効率が悪く、同じ冷却をするのにも無駄な電力を使ってしまうんです。
最近の省エネモデルと比べると、年間で5,000円〜15,000円も電気代が変わってくることもありますよ。
冷蔵庫は24時間365日動き続ける家電なので、省エネ効果の恩恵が大きいんです。
月々の電気代を見直すだけでも、買い替えの価値はあります!
④冷えが悪くなってきた
庫内の温度がなかなか下がらない、冷凍室の氷が固まりにくいなど、「冷えの弱さ」を感じるようになったら要注意です。
冷却機能の低下は、食品の鮮度を保てないだけでなく、食中毒のリスクにもつながります。
また、冷えが弱いと冷却装置が常にフル稼働するため、さらに電気代がかかるという悪循環に。
「あれ?最近冷蔵庫の効きが悪いかも…」と思ったら、放置せずに確認してみてください。
冷えが悪くなった時点で、買い替えの検討を始めてOKです!
⑤修理費用が高額になりそう
冷蔵庫の修理費用は、内容によってはかなり高くなることがあります。
たとえば、コンプレッサーの交換は2〜5万円以上かかることも珍しくありません。
冷却ガスの補充やドアのパッキン交換なども、意外と費用がかかるんですよ。
もし修理の見積もりが2万円を超えるようなら、思い切って新しい冷蔵庫への買い替えを検討したほうが良いかもしれません。
最新モデルは初期費用こそかかりますが、電気代や性能の面で十分に元が取れますよ。
まとめ|冷蔵庫 カサカサ 音の原因を見極めよう
冷蔵庫の異音・原因チェックリスト |
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冷却ファンに霜が当たっている |
ファンの部品が緩んでいる |
異物が当たっている |
コンプレッサーの振動が伝わっている |
制振材が劣化している |
冷蔵庫の設置場所に問題がある |
冷蔵庫のカサカサ音は、ちょっとした環境や部品のズレでも発生することがあります。
まずは自分で音の原因を観察・確認してみて、できる対処を試してみましょう。
それでも改善しない場合は、メーカーや専門業者に相談して、必要であれば買い替えも視野に入れて検討してみてください。
異音を放置するとさらなるトラブルにつながることもあるので、早めの対処が安心です。
静かで快適な暮らしを守るために、冷蔵庫の小さなサインも見逃さないようにしたいですね。