立食パーティーでのマナーは?服装や料理の取り方を解説!

会社のイベントや大きな集まりでよく行われる立食パーティーは、毎回参加するたびに緊張するものです。
座っているだけのパーティーよりも、立食の形式の方が自由に歓談できるため、参加者には少し難易度が高いです。

料理の取り方や食べ方、当日の服装など、いくつか不安に思う点があるかもしれません。
本記事では、立食パーティーでのマナーに焦点を当て、服装や料理の取り方について詳しく解説します。

立食パーティーでのマナー

立食パーティーでのマナーについて解説していきます。

服装はドレスコード

立食パーティーは「立って食事と歓談を楽しむ」スタイルで行われます。
会社の創立記念や大規模な同窓会などで採用されることが多いです。

参加者は食事を楽しみながら活発に交流することが目的ですね。
また、休憩用の椅子は限られたスペースにしか設けられていないので、立ちっぱなしが基本です。

そのため、立食パーティーでは、適した服装や靴を選びましょう。
事前にドレスコードが必要か確認しておくと良いです。

通常、会社や学校のイベントではセミフォーマルが無難ですが、立食パーティーでは動きやすさも重要です。
高すぎるヒールや新しい靴は避け、快適に長時間立てる靴を選ぶことが賢明です。

また、自分で料理を取ることを考えると、広がった袖の服は避けた方がよいでしょう。
女性は特に、料理に袖が触れないように七分袖などのすっきりしたデザインを選ぶとスマートです。

荷物に関しては、大きなバッグはクロークに預け、必要最低限のものだけを携帯しましょう。
ポケットに名刺入れを忍ばせたり、フォーマルなシーンに合う小さめのショルダーバッグを準備すると便利です。

料理の取り方

立食パーティーでの食事は、自分で料理を取るスタイルが主流です。
料理は通常、長いテーブルにずらりと並んでおり、取る際には一定の流れが求められます。

基本的には、テーブルの右端から左端に向かって料理を取るのがマナーです。

左端から取り始めたり、途中から取ると他の参加者に迷惑がかかるため避けましょう。
料理を取るときは、スムーズに右から左へ移動することが礼儀とされています。

皿への料理の盛り方と量

立食パーティーでは、料理の取り方に節度を持つことが大切です。

一度に皿に多くの料理を盛り付けるのは、見栄えが悪く、マナー違反と見なされることもあります。
一般的には、皿の大きさに応じて、3種類から4種類の料理を適量盛り付けることが適切です。

通常、温かい料理と冷たい料理は同じ皿に盛らないことが望ましいです。
同じ皿に盛る場合は、料理同士が直接触れ合わないように間を空けて配置しましょう。

さらに、一度使った皿は再利用せず、新しい皿を使うのが原則です。
使用済みの皿は、設置されている回収場所に置くことが望ましいです。

回収場所が分からない場合は、会場スタッフに確認してください。

料理を取る順番

立食パーティーでは、提供される様々な料理をどの順番で取るかが重要です。
コース料理を楽しむかのように、順序良く料理を選ぶことで、スマートにパーティーを楽しむことができます。

初めは軽い前菜、たとえばカナッペやゼリー寄せから始め、次にサラダを少し取ります。
スープやパンが出ることもありますが、立食の場ではしばしば省略されることがあります。

その後、食べやすくカットされた魚料理を選び、続いてメインとなる肉料理を楽しみ、最後にデザートを選ぶのが通常の流れです。

歓談時のマナー

立食パーティーは、新しい人脈を築く絶好の機会です。
食事を楽しむだけでなく、周囲の人との交流も積極的に行うことが求められます。

交流する際は、左手で皿やグラスを持ち、右手を空けて挨拶や握手ができるようにすることが礼儀とされています。
理想的には、グラスのみを左手で持ち、食べ物の皿は置くことが望ましいです。

また、グラスから落ちる水滴が服を濡らすことがあるため、ハンカチやナプキンでグラスの底を支えると良いでしょう。
これにより、水滴による汚れを防ぐことができます。

まとめ

立食パーティーでは食事を自由に楽しむことができますが、周りの人と交流を深めることも重要です。

食事は会話の添え物として、軽く味わう程度に留めることが良いでしょう。
天気や料理の味など、無難な話題から会話を始めて、徐々に深めていくのがポイントです。

料理を楽しみながらも、主に交流を目的とし、立食パーティーで有意義な時間を過ごしましょう。