お地蔵さんを見かけると、何となく安心感を覚え、手を合わせたくなることが増えてきました。
しかし、具体的にどのようにお地蔵さんを拝めば良いのか、正しい方法を知りたいと思ったことはありませんか?
そこで、本記事ではお地蔵さんの正しい拝み方について解説していきます。
お地蔵さんの正しい拝み方
お地蔵さんの拝み方はその設置されている場所によって異なる場合があります。
ここでは、一般的な方法と、神社やお寺での拝み方を紹介します。
「おん かかか びさんまえい そわか」を唱える
お地蔵さんを拝むときの基本的な方法は、両手を合わせて「おん かかか びさんまえい そわか」と唱えることです。
この言葉は、サンスクリット語のマントラに基づいており、それぞれの言葉には以下のような意味があります。
- おん:帰依する心、信じる心を示す
- かかか:お地蔵さんが発する喜びの声を表す
- びさんまえい:珍しく、不思議なものを意味する
- そわか:願いが叶うことを願う言葉
これらの言葉を唱えることで、お地蔵さんへの敬意を表し、心からの祈りを捧げることができます。
また、この言葉は何回か度も繰り返すことが良いとされています。
特に3回、5回、7回という奇数回で唱えると良いでしょう。
短い言葉で記憶しやすく、お地蔵さんに遭遇した際にすぐに使えるので、覚えておくと便利です。
神社での拝み方
お地蔵さんが神社にある場合、そこでの拝み方には特定の作法が求められます。
一般的には二礼二拍手一礼を行うことが推奨されています。
拝む際の手順は次の通りです。
1. 二礼:最初に二度、深くお辞儀をします。
2. 二拍手:胸の高さで手を合わせ、右手を軽く下げながら二回拍手をします。
3. 一礼:その後、もう一度深くお辞儀をして拝礼を終えます。
これらの動作は、お地蔵さんと神様に対する敬意を示します。
お寺での拝み方
お寺に設置されているお地蔵さんを拝む際には、合掌して祈り、最後に一礼をするというのが基本的な流れです。
神社で行われる二礼二拍手一礼とは異なり、お寺での作法では静かに合掌し、手を音を立てずに行うことが求められます。
ただし、お寺によっては独自の作法があるため、その場の指示に従うことが大切です。
まとめ
お地蔵さんの拝み方は、設置場所や宗派によって様々です。
重要なのは形式に囚われず、心を込めて拝むことです。
拝む際には基本的なマナーを守ることで、お地蔵さんへの敬意を示し、願いが叶う可能性を高めることができます。
「おん かかか びさんまえい そわか」という言葉は親しみやすく、多くの人にとって馴染みのあるものです。
この機会に真言を覚え、お地蔵さんへの真心を込めた祈りを捧げてみると良いですね。