友人や家族が新しい家を建てた際には、自分のことのように嬉しく感じますよね。
ギフトを選ぶ楽しみも大きいですが、新築のお祝いに不向きなギフトもあるため、注意が必要です。
では、どのようなギフトが新築祝いにふさわしくないのでしょうか?
新築祝いで選んではいけないギフト
新居へ贈るお祝いでは、次のような点に注意が必要です。
火を連想させるギフトは避ける
家庭で便利なカセットコンロは、普段使いには欠かせないギフトですが、新築祝いには適しません。
「火事」という不吉なイメージを連想させるためです。
同じく、キャンドルやストーブ、トースターなども火事の連想から避けた方が無難です。
また、赤い色のギフトも同様に避けるべきです。
縁起は良い色とされていますが、火を想起させる色でもあるため、新築祝いでは控えるのが賢明です。
壁に掛けるギフトは避ける
額入りの絵画や洗練されたデザインの壁時計は素晴らしいギフトに思えますが、新築祝いでこれらを贈ることは避けましょう。
壁に掛けるギフトを壁に飾るためには穴を開ける必要があり、家を傷つける行為になるからです。
多くの人が壁を傷つけることを好まないため、これらのギフトは避けるべきです。
日本の縁起を担ぐ文化
日本には昔から縁起を担ぐという文化が根強くあり、現代においてもその風習が色濃く残っています。
お祝いの場では特に、縁起の悪いものを選ばないよう心がけましょう。
日本茶について
日本茶は気軽に贈れるギフトとして人気です。
ですが、葬儀での供物や香典返しにも使われるため、祝事では避けるのが無難とされています。
刃物について
刃物は、はさみや包丁など、切る機能が「縁を切る」と解釈されることがあります。
そのため、新築祝いには適していないとされます。
ハンカチについて
ハンカチは「手巾」と漢字で書かれることがあり、「手切れ」と読むことから、「縁が切れる」と解釈されることがあります。
そのため、縁起が悪いと考えられることもあります。
櫛について
「櫛(くし)」が「苦死」と聞こえるため、櫛は縁起が悪いとされることもあります。
これは語呂合わせに基づいていますが、避ける方もいます。
目上の方へのギフトの選び方
目上の方に新築祝いを贈る際には、特に注意が必要です。
履物や敷物
履物やマットなど足元に使うギフトは、その美しさにもかかわらず、「踏みつける」という意味合いを持ちます。
そのため、目上の方へのギフトには向きません。
筆記用具、時計、バッグ
名入れの筆記用具や腕時計、バッグは素晴らしいギフトですが、「これを使って努力して」というプレッシャーを与えることになります。
そのため、目上の方へは避けた方が良いとされます。
ベルト
ベルトは「気を引き締める」という意味を持つため、目上の方へのギフトとしては適切ではないとされています。
ギフトは受け手の要望を重視する
新築祝いでは、自分の考えるタブーを押し付けるよりも、受け手の要望を聞くことが最も重要です。
もし特定のギフトが求められているなら、それに応じて贈るのが適切です。
ギフトは最終的に受け手を喜ばせることが目的です。
相手の要望に沿ったギフトであれば、通常避けるべきものであっても喜んで贈るべきです。
本記事を参考に新築祝いを選んで頂ければ幸いです。